シアトルでは、忘年会というものはないのですが、クリスマスの前に行った興味深いパーティーを遅ればせながら紹介します。
冬至は日本ではカボチャを食べたりゆず湯にはいったりしますが、日が一番短い日でシアトルは5時には真っ暗になります。英語で冬至はWinter Solsticeといいます。
このパーティーは、冬至、ハヌカHanukkah(米国で12月に祝うユダヤ教の祭り)、クリスマスとすべてのFestival of light (灯りのお祭りとでも訳すのでしょうか)を一緒に祝うというものでした。そこでは灯りの儀式が行われました。まず何人かが詩を読んで、クリスマスの歌を歌った後、家の明りを出席者が全部消しました。私も台所の電気を消しました。暗闇の中でヨーロッパのいろんな国で祝われる灯りのお祭りについての話を静かに聴きました。暖炉のYule Logユールログ(ヨーロッパでクリスマスに燃やされる硬い大木)に火がつけられて、メノラMenorahと言うハヌカの8本のろうそくに灯がつけられた後、家の明りを点けて儀式は終わりました。最後に主催者が焼いた七面鳥と持ち寄られたご馳走を食べました。このパーティーはアメリカ人の夫にとっても興味深いものだったようです。