2008年4月10日木曜日

鍵を必ず掛けて寝ましょう








先日うちに泥棒が入りました。その夜、私は疲れて、ドアの鍵をかけずに寝てしまったのです。それに加えて、夫がいつもつけたままにしておく電気も消してしまって真っ暗でした。明け方2時頃、夫が急に誰だ、何をしている。うちから出て行け。(もちろん英語:Who are you? What are you doing? Get out of my house.)と大声で叫ぶ声で起こされました。彼はたまに大声で寝言を言うのでそれかと思いましたが、私はそのとき深くは眠っていなかったのですぐ飛び起きて居間に行くと、ラップトップが2つともなくなっていました。本当に泥棒が入っていたのです。夫によると、猫が急にベッドから飛び降りたので目が覚めて、廊下を見ると人影があったので大声を出したが、夢か本当かわからなかったとのことでした。夫はまだ寝ぼけていたので、残念ながら泥棒をおいかけることができませんでした。私が、外に行こうとしたら、夫から外に出ずにじっとして言われて、眼鏡かコンタクトがないとまったく何も見えないし、仕方なく警察に通報することにしました。警察に泥棒に入られたと電話してからたった10分くらいでパトロールカーが到着しました。私は外に出てみると、普段あけていない塀の戸が開いていたのに気づきました。その後、警察犬も来て、警察官の一人が泥棒が盗んだカメラを家の前に落として言ったと知らせてくれました。そのカメラを犬に嗅がせて、追跡したところ、2ブロックで臭いが消えてしまったとのことでした。
幸運にも盗まれたのはラップトップと息子のカメラ(夫のカメラが見つかったもの)だけでした。テーブルの上にあった財布やクレジットカードや携帯電話等も盗まれませんでした。泥棒にとっては不運なことに、盗まれたラップトップの2とも完璧なものでは無く、売ることはできないと思います。一つには問題があってスピードが落ちていて、全部文書や写真は他のハードドライブに移して保管していました。このラップトップはフォーマットしてオペレーティングシステムをインストールする予定でした。息子たちのもう一つのラップトップを私が使っていたのですが、それも一度壊れて修理に出して、マザーボードを入れかえた際、スイッチの場所が変わって、電源のしるしのあるところを押しても、電源はつかないのです。泥棒はお金になるいいコンピュータを盗まなかったので、がっかりしたことでしょう。盗まれて一番悔やまれるのは、息子のラップトップにアップロードしてあった新しい写真です。
次の日、泥棒の逃げた形跡をたどってみると、隣から塀のドアを開けて裏庭から入ってきて、うらのドアから入り込んできたようです。盗まれたラップトップのあるところに見慣れない侵入者を見て、普段そこに座っているおとなしい猫が声を出したので、私たちのベッドで寝ていた母猫が警戒して飛び降りたのではないかとうちの夫と推測しています。この猫おかげで、泥棒は他のものは何も盗らず、あわてて逃げ出し、カメラを落としたようです。また裏庭から飛び降りて転んだような形跡もありました。泥棒は、凶器を持って襲い掛かってこなくて良かったです。
家に訪ねてきたセールスにドアを開けて、縛り付けられて殴りつけられてから物を盗まれた人がいるという話を聞いて、私たちは幸運だったと思いました。セールスといえば、泥棒の入る数日前に誰かドアをノックしましたが息子にドアを開けないよう言ったのを覚えています。近所の人はこのセールスが家の中に何があるか下見してから泥棒に入ったのではないかと憶測していました
近所の人に同じ事が無い様、両隣と向かいの近所の人に夜は鍵を絶対かけて寝るよう私は恥ずかしながら泥棒のことを話しました。隣の奥さんはたまに裏のドアの鍵をかけ忘れて寝るといっていましたが、今度から必ずかけるといっていました。
うちの家は危ない地域にあると思われるかもしれませんが、実はこのあたりは、治安はけっこういいところで、夜でも散歩をしても大丈夫です。うちの家は小さく古くて質素ですが、近所の家は新しくて大きい物が多く、湖の景色がいいので結構高い値段で売れています。高級な家が多いので、このあたりの家にはいいものがあると思って泥棒が入るのでしょうか。最近、この近所で結構、盗難事件が起こっています。
この事件で学んだ何ことは犯罪は暗いところで起こる、田舎ではドアに鍵を掛けなくでも安全かもしれないけれど、都会では必ず鍵を掛けないといけない、シアトルは安全だとはいうけれども、日本とはちがいアメリカなので、麻薬密売人などもその辺にいるかも知れないので、もっと気をつけなければならない、ということです。

うちの家族はこの後、いつもドアに鍵を掛けて、また、ラップトップは窓から見えない場所に寝る前において、明かりを一つはつけて寝るようになりました。

5 件のコメント:

maggie さんのコメント...

誰にも怪我がなくて不幸中の幸いでしたね。
ひとつ間違えてたら…と想像するとぞっとし
ます。
被害も致命的なものにはならずにすんで 猫ちゃん達のおかげですね~
たまたま鍵を閉め忘れた夜に泥棒に入られるなんて…災難にあうときなんてそんなものなのでしょうか。
我家は田舎ですが温泉場なのでいつも鍵はかけています。
門があいたり誰かが敷地に入ってきたり家の周りで何かあると だいたいラブラドールの様子でわかります。
でも、先日の夜中に隣の家の車からガソリンが抜き取られる事件が起きたのですが 少なくともそばで寝てる私達を起こすことはありませんでした。
実家のまわりでは泥棒に入られる事件が頻発しています。警察の人が言うには 最近の泥棒は音がするから窓を割ったり鍵を壊してまで入ることはなく 鍵のかかっていないドアや窓をさがし 家の中に人がいても平然と入ってくるそうで かえって怖いそうです。
やっぱりセールスや検針員を装って 見ただけであやしいと思うような泥棒はいないそうです。
盗まれたのは ほとんどお金だけだそうです。

新しいブログも始まって楽しみがまた増えました。湖のそばの素敵な所に住んでるんですね!

匿名 さんのコメント...

こんにちわ
本当にたいへんでしたね。でも、皆さん無事でよかったです。大丈夫?しばらくの間、思いだしたりして、疲れるのではないかと心配しています。

fkurose さんのコメント...

この事件のおかげで私はもっと用心深くなったような気がします。必ずいつもドアには鍵を掛けるようになったし、町を歩くときも周りに変な人がいたら違うほうへ歩いて行きます。私の他の経験は、英語のブログ、http://japaneseseattleite.blogspot.com/
のIs Seattle dangerous city?書いているので興味があったら読んで見てください。このブログは日本語版とは少し違います。

匿名 さんのコメント...

こんにちわ
記事をや読んでから、泥棒などの犯罪のことについて、身近な情報に注意するように心がけていました。主に区や管轄の警察からのおしらせです。
こちらでは、
多い犯罪は、泥棒(空き巣)とおれおれ詐欺です。
米国と日本では違うと思いますが、泥棒が嫌がることは、近所の目と鍵が2つ以上あることです。また、外にゴミを捨てに行っているような短い間に盗まれてしまうようです。
そして、私が印象に残ったことは、泥棒は入ろうとしている家のことを非常によく知っているということです。家の間取り、家人の出入り、防犯のレベルなどあらかじめ調べているそうです。そのため、泥棒に入られる前には、何かいつもと違うことが起きたりします。決まった時間に変な電話があったり、近所に知らない車がとまっていたりすることです。
私の家でもセコムに入っていますが、警備会社と契約していることで、泥棒に入られる確率は減りますが、有名人などの特別な理由のある家は警備も難しいそうです。
米国では地域で警備やパトロールを利用したりしますか。

fkurose さんのコメント...

最近この近所のあたりは泥棒に頻繁に入られているようです。うちから8ブロックにあるうちの借家でも昼間に泥棒に入られたと知らせがありました。ある家では、午後1時くらいに泥棒が、テレビ、コンピューター、金庫まで盗んでいったというのをききました。この家は鍵もしっかり掛かっていたとのことでした。金庫の中にはパスポートも遺書まで入っていたとのことでした。