2013年2月27日水曜日

シアトルの政治家



シアトルに住んでいると地元の政治家と身近に接する機会が頻繁にあります。日本では、投票はしていましたが、政治家は父の友人の田舎町の政治家くらいしか会ったことはありませんでした。シアトルに来て、結婚した夫が政治に関心を持っていたからでしょうか、当時の市長Rice氏、州知事等の政治家と握手する機会が頻繁にあって驚いたものです。と言っても政治家の友達がいるわけではありません。夫がいろんな会合に参加したので、選挙権も無いのに付き添いで行ったからです。10数年前、現在のアメリカ中国大使であるGary Locke 氏(Wikipedia)がワシントン州知事に選ばれる前、向かいにある廃校になって人が住み着いてしまった建物について会合した際に彼はあるグループの代表としてうちの家に来たこともありました。
引っ越して息子たちの子育てと仕事が忙しかったので、夫はあまり政治活動はしていなかったのですが、この家に戻ってから、いろんな政治的な会合に行くようになりました。
シアトル市長のMcGinnの会合にも何度か参加しました。昨日、ビール製造所とレストランのHales Alesで開催された、シアトルのBallardエリアとダウンタウン間の交通機関、特に路面電車でつなぐ可能性について報告するという会合に夫と行きました。
シアトル市長であるMcGinnとシアトルの路面電車とバス路線を担当するSound Transit最高経営責任(チーフエグゼクティブオフィサーの Joni Earlが講演者でした。McGinn氏は自転車であちこち行くのが知られていますが、この日も自転車で到着。濡れた雨具を脱いで会合のある部屋へ向かいました。場所にはステージ等無かったので、市長はブラスチックの箱に上がって、演説しました。大勢のBallard住人が参加してビールを買って飲みながら報告を聞いてから、質問の手が挙がっていました。

写真はそのときに撮ったものです。



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5 件のコメント:

裕子 さんのコメント...

今回の記事もたいへん興味深く、読ませていただきました。
「食べ物を使った図工をクラス」と同様、米国らしい面を知ることができました。
国や州や地域の活動に参加される多くの人が、いらっしゃるのですね。
中国大使、シアトル市長、レストランなどの、説明も読ませてもらいながら拝読しました。
戦後日本は官僚、そして経済主導で発展してきたと感じますが、これからは政治そしてより民主的な、皆が関心を持ち参加しやすい機会が、増えていけばいいとおもいます。
私の住んでいる地域では、地震対策や学校の建替えなどで、話し合いがもたれることがあります。
しかし、3.11のときは本当に政治のリーダーシップの重要性を痛感しました。

裕子 さんのコメント...

米国の政治のお話を読ませていただいて、思い出した映画があります。日本でも60年、70年安保と学生の政治運動がありました。ちなみに、わたしはノンポリといわれている世代です。
文子さんが紹介して下さった内容とは全然違いますが、それは、「追憶」という映画です。アメリカでもこんな風に運動したり、また社会背景なども印象深っかたことを思いだしました。
また、低レベルのことを書いてすいません。   

fkurose さんのコメント...

裕子さん、コメントありがとう。日本に帰って思うのは、新聞やラジオ、テレビのニュースはほとんど同じような話題と見解だなということを感じます。シアトルでも同じラジオ局ばかりを聞いていると考えが偏ってしまいそうな気がして、日本のNHKラジオ、BBC,カナダのラジオをインターネットで聞くようにしています。
リーダーシップと言えばこちらの今の話題は政治予算が可決されずに、いろんな財政が自動的に縮減されて空港の警備員の従業時間も減らされて、セキュリティーチェックの時間が長くかかるので、乗客は早めに空港に行くようニュースで言っています。

裕子 さんのコメント...

日本のニュースについては、文子さんのご意見と同様、各テレビ局同じ内容になることが多いです。そして、一時熱心にそのテーマを追いますが、プツっと消えて、あの問題はどうなったのかしら、等と思ったりします。
新聞もそういうことが多いのですが、池上彰さんというジャーナリストは、せめて朝日、毎日、読売、(わたしとしては日経も)読み比べてほしいと書いていました。社説レベルでは、見解はもちろん異なってくると思います。でも、私が感じるのは、事実を正確に伝えるという時よりも、国家の進み方を問うような時に、各新聞社の意見や読者に与える印象がかなり異なってくるということです。
でも、それは、右寄り、左寄りとか読者の層を配慮するということでしょうか。
自分の家でとっている新聞がメジャーだと思わないよう注意したいと思っています。

裕子 さんのコメント...

米国のことは、日本ではとても多くそして丁寧に報道されます。財政の崖も、大丈夫だとか、大丈夫じゃない、とか、いろいろコメントされています。
最近こちらでは、中国との外交が大問題ではないでしょうか。経済ではアベノミクスがうまくいってほしい、今度こそ脱デフレを…、
そして、忘れてはならない3.11をあさってむかえます。報道も福島県など被災した場所のことが多いです。
ちょっと話が飛びますが、映画のアカデミー賞の式に大統領夫人が出演したように聞きましたが、日本でも日本映画の受賞式がありました。受賞作は、「桐島、部活やめるってよ」、です。おもしろい題でしょ。観てないけど。